ほわいとぶらっく

何者にも染まってしまうほわいと、何者にも染まれないぶらっく

冬眠

2日間ほど冬眠していたらしい。

 

しかも5月なのに冬眠ではなく、もしかすると春眠というのかもしれない。

いずれにしても2日間で1シーズン眠っていたようにいうのも変な話だけど、

自分にとってはこれ以上にないほど長い時間だったように感じる。

言うほど長くないけど。

 

冬眠といっても別に現代におけるニートさながらに自室に食料を溜め込んでぐうぐう

眠っていただけというわけではなく、自分の場合はひたすらに読書に没頭していた。

別に何かを感じたからそうしたのではないんだけど、

おたく特有のアニメに感化された形で何か「思う節」があったんだろうと思う。

 

 

 

自分がアニメを見る時、たまに作品に対して入れ込んでしまう。

現実思考で考えてしまう癖があるみたいであるからこれまでは

そういうことがあっても気にしなかったんだけど。

今回に関しては時期も時期であったのでもやもやを解消したい一心だった。

 

ただ、その「思う節」といえる部分があまりにも不明瞭で理解しきれなかったから、

これまで、正確には中学校卒業の時点で「真剣に」本を読むということを、

行動をすることによって初心に帰って、その不確かなものが何であるかを

確かめようと考えたんだろうと思う。

 

 

今回の事の発端となったのは「心が叫びたがってるんだ。」と「Re:ゼロから始める異世界生活」、だけどまあ後者は後付けみたいなもんだと思う。

自分は作品のレビューが書けるほど文才があるわけではないんだけど、

前者に関しては、中学校と小学校時代に似たような境遇の子がいたことも

あって、自分自身の忘れていた過去を思い出すきっかけにもなった。

後者に関しては今自分のいる現状と照らし合わせて、

なかなかに心を痛めつけられた。詳しくは書きたくない。

 

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(順ちゃん超可愛い、順って名前も好き) 

 

 

いずれにせよ、これら作品を見て、冬眠ならび春眠に入ったわけなんだけど、

本当に本を読んでいるだけで過程とか考えるとたいしたことはしていない。

でも自分の頭の中でずっと思考の渦が回り続けていた感覚があった。

 

最終的にそのような行動を取ったことで得た結論、今現状自分は就職活動する立場にある中で出来る限り1日1日を無駄にすべきでないのに、他人が聞けば「こんなくだらないこと」に2日という時間を注いでしまっていたのかという疑問は「自分がするべきこと」を見失ってしまっていたからに過ぎない。自分がするべきことなんてたいそうに聞こえてしまうんだけど、言ってしまえば自分がこれからやりたいことがなかったということであると思う。

 

目標地点を見失ったマラソン選手が走っていけないように、自分もそこで立ち止まってしまった。慎重に慎重にこれまで出来る限り最短距離で効率よくゴールを目指していたつもりなのにそのゴール自体が別の場所だった時の喪失感に似るものがあった。

そもそも自身が目指していた目標地点を失った時点で大きなタイムロスで最悪、コースアウトにより失格処分、社会から放り出されてしまうのではないかという不安感もあった。

 

長くなってしまったけど、自分の目標を今のところ具体的に持つことが出来ていないというのが結果的に分かったことなんだけど、結構熱心にやっていて光も見えきて、面接もわりと調子よかったけど、自分のために自己分析をもっとしないとだめなのかなぁと思うばかり。

 

 

ところである面接官にこのような質問をされたことがある。

「タイムマシーンがあるならどのように使いますか?」

そら金稼ぎに使うやろと喉まで出掛かっていた言葉を一度押し留めた後に

「使いません」

と反射的に答えてしまっていた。

理由として

「私はこれまでの数多の境遇や出会いや出来事によって私自身が形成されていると考えており、自身がタイムマシーンによって過去に行くことで自分がこれまでに味わった挫折や後悔を払拭することによって今ある自分自身がより好転するとは考えていません。また未来は知らないからこその未来であり、知ってしまえば私としては今現在という地点から行動を起こす、考える価値を見失ってしまうと考えます。」

 

あらためて文字で起こすとなんだコイツ状態。

多分、企業の面接的には使う前提で話しているのにそのルールさえ無視するのはなかなか印象の悪い行為だけど、自分にはそこを譲ることができなかった。

 実際、その程度のことを言うことの出来ないのであればそこに就職したいとも思わないという傲慢な考えから来ているものではあるのだけど。

 

何故躊躇せずに言ってしまえたかという点についてはハッキリしていて、

これまで自分がやってきたことの判断基準は「後悔しない」ことであるからだ。

何かの選択を迫られたときに一年前の自分は「最善」の選択を考えているように見えたんだけど、それはつまるところ自分がその行動を起こして良かったか悪かったかに尽きると考えている。自分だって預言者でもなく、人間であるのだから最善という選択は必ずしも取れるわけではない。じゃあどこに落としどころ、妥協点をつくるのかという自問自答をした結果、自分が納得できるところという答えがそれだった。最善より最良、BestよりBetterを目指せと何かの格言で聞いたことがあるけど、多分それに影響されてる。

 

自分はやりたいことをできる職場に就職して稼いで安定生活を確保した上で可愛い子を探して結婚目指す!みたいなありきたりな夢(最後の部分がどう頑張っても無理そうである)しか持っていないし、具体的なビジョンは開けていないんだけど、焦らずに最善ではなく最良。自分自身が納得できる答えを探していければなと少し他人事みたいに考えてしまいながらも行動していきたいと思う。

 

 

 

今回は記事を書き始めて書き終わるまでに添削とかほとんどなしで書いたんだけど、自分が仕事で真面目に書いていた記事に関しては内容のみではなく、最低限伝えることなどを全てまとめてから書いていた。

こういった記事でも下地というか構想図をあらかじめ練っておかないと自分自身が相手に伝えたいことを最終的に上手く形にできないなと感じさせられた。

よくうるさいとは言われるんだけど、自分は人と話すのが苦手でを記事同様、そういった話の構造をアドリブで組み立てるのが苦手なのかなぁと痛感させられるのであった。

 

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(メイド服にかなり抵抗あったけど最近ではほとんどなくなってしまったので着実にキモオタの領域に足を進めている、沈めているように感じられて嬉しいのか辛いのか複雑な心境である。)